こんにちわー。ヒゲです。
今回は、会社員として副業や事業を行っている人が確定申告をする際の設定を紹介したいと思います。
必要な機器や実際の確定申告手順(e-Tax)を画像をふんだんに使いながら紹介していきます。
確定申告をすることで取り戻すことができる税金はいくつかあります。
・ふるさと納税をしているけど、確定申告をしていない。。。
・配当もらっているけど外国税と日本税で2重課税されてしまっている。。
確定申告をしないが故に損している可能性があります。
是非のこ記事を見て、取り戻せるものは取り戻していきましょう!
Contents
- 1 配当控除、ふるさと納税、青色申告、副業や事業のための確定申告手順を画像付きで紹介!
- 2 e-Taxにログインしてみよう!
- 3 申告書の作成を開始!
- 4 配当所得の入力
- 5 副業や事業のための確定申告(e-Tax)手順を画像付きで紹介!いざ所得控除の入力画面へ!
- 6 副業や事業のための確定申告(e-Tax)手順を画像付きで紹介! 税額控除・その他の項目の入力
- 7 副業や事業のための確定申告(e-Tax)手順を画像付きで紹介! 計算結果確認
- 8 副業や事業のための確定申告(e-Tax)手順を画像付きで紹介! 住民税等入力
- 9 配当控除、ふるさと納税、青色申告、副業や事業のための確定申告(e-Tax)手順を画像付きで紹介! まとめ
配当控除、ふるさと納税、青色申告、副業や事業のための確定申告手順を画像付きで紹介!
確定申告を行うためには、兎にも角にも準備が必要です。
今回は紙で行う確定申告ではなくて、電子で確定申告を行うe-Taxの解説を行います。
まずは、e-Taxを行うための準備ができているか?を確認していきましょう!
確定申告に必要な準備
- マイナンバーカード
- カードリーダー
- パソコン
まず初めに必要なのが、マイナンバーカードです!
まだ、作成されていない方は以下の記事を参考にしてみてください。
スマートフォン一つあれば簡単に作成することができますよ!
次に必要なのはカードリーダーです。
カードリーダーを使ってマイナンバーに格納された情報を読み込むことによって、e-Taxへのログインやマイナポータルへのログインを行います。
そして最後がパソコンです。
まぁ当たり前といえば当たり前ですが、、
パソコンがないと入力が苦痛になりますので、そそくさと用意しましょう!
そんな高いものでなくても大丈夫です。
開業届を出している方は、青色申告!仕分帳が出来上がっているか確認!
開業届を出している方は、青色申告が必要です。
- 青色申告決算書
- 確定申告書B
をe-Taxで使っていきます。
外国配当控除を行いたい人は、特定口座年間取引報告書も用意!
米国株など海外の株の譲渡益や配当益がある方で税金を節税しようと考えている方は
「特定口座年間取引報告書」と「源泉徴収票」を用意しましょう!
この2つを使って、配当控除の申請を行なっていきます。
ふるさと納税を行いたい人は、寄付証明書を用意しよう
残念なお知らせ
マネーフォワード 確定申告の様な会計ソフトを使っていると、最終的にxtxと呼ばれる、確定申告の入力を簡略化してくれるファイルを出力してくれるのですが
MacBookの環境だとうまく読み取ってもらえず使えませんでした。
そのため、ヒゲは出力されたファイルの内容を使ってe-Taxの画面へ転記しています(確認作業も含めて転記する様にしています)。
e-Taxにログインしてみよう!
ここまできたら、確定申告を行う準備ができました。
それでは、e-Taxにログインして確定申告をしていきましょう!
まずログインするためには、以下のURLに飛ぶ必要があります。
初期設定をしよう!
初めてe-Taxを利用される方は、「初めてe-Taxをご利用される方はこちら」からアクセスを行います。
マイナンバーカードを使ってログインをしますので、次はICカードライタで読み取りを行います。
次は、基本情報(名前など)を入力していきます
これで晴れて、e-Taxへのログインが完了しました!
申告書の作成を開始!
いよいよ、申告書の作成を行なっていきます。
まずは、確定申告リンクの「作成開始」をクリックします。
作成を開始したら、ログインが必要なので再びカードリーダライターを使ってログインしていきます。
次は、所得税を選択します。
会社員として、副業や事業の収入がある方もこちらで大丈夫です。
作成する申告書に対する質問を選択します。
私の場合は、会社員で開業届を出していますので青色申告を行う必要があります。
そのため質問に、全て「はい」と答えています。
ふるさと納税や、配当控除だけであれば青色申告と予定納税額の通知の部分は「いいえ」で大丈夫です。
青色申告がある方は、決算書、収支内訳書作成コーナーへ早速移動しよう!
次の画面へ移動すると、画面の左下に「決算書・収支内訳書作成コーナー」があります。
そこに移動しましょう。
次に、今回はe-Taxで決算書を作成したいので、以下の様に選択します。
そしたら、お次はこちらで一般用の入力を進めていきます。
入力の画面は「開業届を出している方は、青色申告!仕分帳が出来上がっているか確認!」の節で用意した、決算書と同じです。
そのためそちらの資料を見ながら転記ををこなっていきます。
例えば、以下の様な転記のイメージです。
転記が終わったら入力を終了し次にいきます。
今回は、マネーフォワード 確定申告で管理していますので、電子で保存されています。
また、ここで決算書の作成も行います。
次に入力するものも、マネーフォワードで出力した貸借対照表を転記するだけです。
あとは、次へを連打すると、以下の画面に戻ってきます。
そして、事業のの部分に数値が入っていることを確認し、
種類を2に変更して保存します(マネーフォワードで保存しているため)。
すでに源泉徴収されてしまっている売上が存在する場合
すでに源泉徴収されてしまっている売上がある場合は、画面下部の内訳に入力を行います。
入力することで反映され還付が増加します。
給与所得の入力
会社で既に年末調整している方もいるかもしれませんが、年末調整した額を再度確定申告で記載します。
こちらは、手元に源泉徴収を置いて例に沿って入力してきましょう。
こちらは例が親切なので、そちらを見て入力することで迷わず行うことができると思います。
所得金額源泉控除額の記載がある方
所得金額源泉控除額の記載がある方は、所得控除の入力画面で扶養控除の欄を埋めるのを忘れないようにしましょう。
入力することで控除額が適用され、還付が増える可能性があります。
配当所得の入力
お次は配当所得です。
年収が1300万円以下の方は総合課税、それ以外の方は申告分離課税がいいと言われています。
今回は総合課税で進めます。
最終的に還付される金額の差を見て決めると良いと思います。
まずは
を入力していきます。
SBI証券の方は、以下の様に電子データをダウンルードできるのですが、楽天証券などはできませんので手入力をする必要があります。
手入力の場合でも難しいことはなく入力画面と、実際の「特定口座年間取引報告書」は名称が一致しているのでその内容を転記していけば良いだけです。
例えば以下の様なイメージです。
今回は、データを読み込んでみようと思います。
データを読み込むと以下の様な結果が出てきます(データ読み込みは一瞬でほんと楽です)。
次へボタンを押して、
配当控除の入力ボタンを押します。
次に「計算ボタン」を押下して
計算した結果が出てきますので、そのまま入力を終了します。
損失を翌年に繰越を行う方は「はい」そうでない方は「いいえ」を選択します。
今回はいいえを選択します。
これにて、入力終了です。
副業や事業のための確定申告(e-Tax)手順を画像付きで紹介!いざ所得控除の入力画面へ!
次は、控除額をふやす所得控除画面の入力です。
こちらの入力を忘れると、大損しますのでしっかりとやっていきましょう。
会社で年末調整を行なっている場合に重要な入力項目が、ふるさと納税です。
ふるさと納税は、以下の寄付金控除から入力をしていきます。
早速ふるさと納税の、入力を行っていきましょう
入力につきましては以下の様な形で、寄付した日、どこに寄付したか?いくら寄付したか?
を地道に入れていくことになります。
寄付サイトによっては、
データで提供してくれるのでそちらを読み込ませる方法にすると楽に申請できます!
ただ、データ提供も申請してから2日くらい時間がかかるので、急いでいたヒゲは手で入力することにしました。
小規模企業共済等掛金控除ではiDeCoなどの確定拠出年金の項目を入力することもできる
年末調整で、iDeCoなどの確定拠出年金の申請を忘れてしまった方は小規模企業共済等掛金控除で申請を行うことも可能です。
副業や事業のための確定申告(e-Tax)手順を画像付きで紹介! 税額控除・その他の項目の入力
ここでの項目は、主に米国など海外へ投資している方向けの情報です。
「外国税額控除等」の申請を行なっていきます!
例えばアメリカに投資して売買している場合、税金が
- 現地(アメリカ)
- 日本
でそれぞれ税金が課税されてしまいます。
ここで申請をすることによって、現地で課税された税金を取り戻すことができるのです。
こちらは例を見てもらった方が良いかと思いますが、
以下の様に入力を行なっていきます。
数値は「特定口座年間取引報告書」における「⑧国外株式または国外投資信託等」の部分の「配当等の額」と「外国所得税の額」を利用していきます。
もう一つ、入力する部分は、「調整国外所得の計算」です。
こちらは、「配当等の額」と同じ値を入れます。
また、ご自身の住んでいる地域が政令指定都市かどうかを選択する必要もあります。
これで入力は完了です!
副業や事業のための確定申告(e-Tax)手順を画像付きで紹介! 計算結果確認
次は、今まで入力した値による結果を確認していきます。
この画面の注目ポイントは「納付額がいくらか?」もしくは「還付額はいくらか?」となります。
納税に必要な場合は、
「納付する金額は、、、」と出てきます
還付される場合は
「還付される金爆は、、、」と出てきます。
副業や事業のための確定申告(e-Tax)手順を画像付きで紹介! 住民税等入力
次は住民税です。
副業や事業を会社に知られたくない!
という方は、この項目は忘れない様にしましょう!
上記の「住民税・事業税に関する事項」をクリックします。
そして、以下の様に
- 自分で納付
- 非常上の。。。「いいえ」
- 住民税で申告不要「はい」
として入力を終了します。
これで、確定申告は終わった様なものです。
あとは、次へを連打しつつ確定申告書を税務署に送り完了となります。
配当控除、ふるさと納税、青色申告、副業や事業のための確定申告(e-Tax)手順を画像付きで紹介! まとめ
入力する項目は多いかもしれませんが、1時間もあれば全て完了します。
事業を持っている人で大切なのは、マネーフォワード 確定申告の様なソフトで常日頃から取引の管理をしておくことです。
仮にめんどく下がりで一年に一度歯科やらないとしてもデータ入力さえされていればどうにかなります。
確定申告も家で24時間いつでもできる様になっています。
確定申告をすることで還付される金額は思いのほか多く、会社員で年末調整済みである奥さんも3万円近く還付されていたりします。
時給で直せば一時間3万円ですし、ぜひ確定申告をして税金の還付を狙っていきましょう!