こんにちわー。ひげです。
今回は少し人生の上がりであるサイド(バリスタ)FIREを考えてみようと思います。
一度は嫌な仕事を辞めて完全FIREし悠々自適に暮らしたいなぁなどと思うことがありますが、現実なかなかうまくいきません。
今回は、なぜLeanFIREは難しいのか?という点について解説し、その後本記事のタイトルである2000万貯蓄と月収40万円の伏線を回収していきたいと思います。
本記事は
- 夫婦
- 子供2人
- 30代
の人を想定しています。
Contents
- 1 Lean FIREの場合 人生の上がりをどこにおくか?
- 2 40歳までに5300万円+(子供の教育資金)+(病気とかのために備える現金)を作る
- 3 50歳までに5000万円+(子供の教育資金)+(病気とかのために備える現金)を作る
- 4 60歳までに4700万円+(病気とかのために備える現金)を作る
- 5 ここまできて、Lean FIREを実現するの厳しいんじゃないか?
- 6 20~30前半くらいまでに2000万貯蓄&月収40万あると人生イージーモードになる
- 7 Lean寄りの サイドFIREで精神的に楽に生きる
- 8 2000万貯蓄&月収40万に向けて準備できることは何かあるだろうか?
- 9 Lean FIREとサイドFIREまとめ
用語説明
FIRE ムーブメント(英: Financial Independence, Retire Early movement)は、経済的独立と早期退職を目標とするライフスタイルを啓蒙するムーブメント
https://ja.wikipedia.org/wiki/FIRE_%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88
FIREにはいくつかの種類があります。
Lean FIRE(リーン・ファイア)
生活費を極限に抑えて生活するFIRE
バリスタFIRE (Coast FIRE,サイドFIRE)
フルタイムからの仕事からは離れてコーヒーをいれるバリスタのようにストレスなく生活するFIRE
Fat FIRE(ファット・ファイア)
十分な資産を確保し、引退前と変わらない生活をできるFIRE
Lean FIREの場合 人生の上がりをどこにおくか?
まずはLean FIREの場合の人生の上がりを考えてみましょう。
試算の前提
- 現在の年齢は30歳とします
- 初期投資は300万円です
- 子供の教育資金は一人当たり1000万円とします
- 子供は2人いる設定
- 病気などに備えるお金は1000万円とします
- 例によって明治安田アセットマネジメントを試算ツールに使います
Lean FIREの場合 人生の上がりをどこにおくか?
人それぞれですが今回は、ひとまず仮に
40歳までに投資元本を5300万円+(子供の教育資金)+(病気とかのために備える現金)を作れること。
50歳までに投資元本を5000万円+(子供の教育資金)+(病気とかのために備える現金)を作れること。
60歳までに投資元本を4700万円+(病気とかのために備える現金)を作れること。
の3パターンをゴールにしてみようと思います(心配を始めたら、キリがないので)。
子供の教育資金と病気などに備えるお金は現金で保持するものとします。
60時点では子供が成人していることが多いと思うので、60の場合は子供の教育資金の計算は除きます。
なぜ投資元本は年齢により異なるのか?
取り崩し金額(毎月インデックスファンドに入れている金額を現金化する)ということを考えてみると、
- 毎月の取崩額が20万円(この金額で生活していく)
- 運用期間が40~60年(人生100年時代なので)
- そしてリターンが4.2(普通な相場)
もちろんもっと贅沢をしたい場合は、取崩額が増えますのでもう少し金額が必要になってきます。
がまずはこれを前提とすると
40歳でLean FIREを目標とする場合に必要な投資元本
40歳を目標とする場合は以下のような試算結果になります。
50歳Lean FIREを目標とする場合に必要な投資元本
次は50歳時点です。
60歳Lean FIREを目標とする場合に必要な投資元本
最後は60歳です。
40歳までに5300万円+(子供の教育資金)+(病気とかのために備える現金)を作る
まずは40歳までに作れるのかを計算してみます。
投資元本5300万円を作るのに、毎月の積み立て額はどれくらい必要なのか?
毎月32万円という結果が出ました。
実現できる人もあまり多くなさそうです、再現性が少し薄いかなぁと思います。
現金を作るのに、毎月の貯金はどれくらい必要なのか?
子供の教育費などの現金を作るにはどれくらいの貯金が必要でしょうか?
投資をせず、銀行に預けた場合を考えます。
子供の人数に比例すると思いますが、毎月25万円を貯金する必要があります。
投資元本のための金額と合わせると毎月57万円ほどが必要です。
50歳までに5000万円+(子供の教育資金)+(病気とかのために備える現金)を作る
先ほどの40歳までの例だと苦しい結果となりました。
それでは50歳までとした場合はどうでしょうか?
先ほどと変わって、必要な金額が一気に減りました。
少しづつ現実味を帯びてきた気がします。
毎月11万円という数字
実はこの11万円という数字は、夫婦で
- 積み立てNISA(6.6万円)
- iDeCo(5.2万円)
を運用した場合に到達できる金額です。
現金を作るのに、毎月の貯金はどれくらい必要なのか?
続いては現金の準備です。
40歳の時と同じように計算してみましょう。
こちらもかなり少なくなりました。
しかし、先ほどの投資元本を作ることを考えると毎月26万円ほどの準備が必要です。
高給取り、もしくは共働きでないと達成することは難しいでしょう。
60歳までに4700万円+(病気とかのために備える現金)を作る
最後は60歳です。
子供も成人しているので、教育資金のための備えはなしとしますが、現金は50歳時点のものを利用します。
かなり毎月の負担が減りました。
この金額であれば、夫婦で積み立てNISAを行うだけで十分に到達できる金額です。
しかし、現金の用意を並行して行う必要がありますので、毎月18万円くらいの準備が必要です。
ここまで来れば、共働きであれば十分に到達可能な金額だと思います(月収20万円づつレベル)。
ここまできて、Lean FIREを実現するの厳しいんじゃないか?
私はこの数字を見て思いました。
これは厳しい。
しかも60は本当のリタイアの時期だし。
Fat Fireなんて夢のまた夢w
と。
何がお伝えしたいかと申しますと、30歳からですらLean FIREを準備をしようと思うと割と辛い。ということです。
しかも投資に頼りすぎているところも、懸念すべきポイントです。
今回試算に入れなかった、22~32くらいまでの10年間をどのように過ごしてきたか?
によって、人生がハードモードになるか、イージーモードになるかが変わってきます。
今回の試算からも分かるように、10年変わると積み立てる金額も大きく変わります。
仮に0代から準備を始めれば、10年分繰り上がるわけですから、50歳くらいでLean FIREを達成できそうです。
それでも50歳。。。
20~30前半くらいまでに2000万貯蓄&月収40万あると人生イージーモードになる
ということで本題です。Lean FIREはほとんどの人にとって難しいことがわかりました。
ここからは頭を切り替えて、サイドFIREについて考えていこうと思います。
20~30前半くらいまでに2000万貯蓄&月収40万あると人生イージーモードになる(夫婦ならそれぞれ1000万円&月収20万円)
人生で何が大変かというと、以下の2点です。
- 現金を貯めること
- 安定したキャッシュを手に入れること
これらを達成するために頑張って日々働いているわけですが、、
入金力を高めることに興味がある方はこちら!
いやいや。。。2000万円て大変じゃないですか
ごもっともですが、資本主義とはそういものなのです。
嘆いてばかりではいられません。全て自己責任です。
そのためには、少しでも日々の収入を増やしていく必要があります。
- 人的資本を磨いて転職する
- 複業する
と言ったことをして、少しでも収入および収入の柱を増やしていくことが重要なのです。
貯蓄の記事はこちら!
いやいや。。。私一生独り身なんでもっと少なくていいんです
もちろんOKです。
が将来好きな人ができた時に選択肢は多いほうがいいと思います。
人生ひょんなことから変わることありますからね。
Lean寄りの サイドFIREで精神的に楽に生きる
ここからは、Lean FIREは諦めて現実的にサイドFIRE(一部労働収入)を目指していこうと思います。
贅沢をするわけでもなく、普通に生活するちょっとLean寄りのサイドファイアです。
2000万円を貯めてiDeCoと積み立てNISAが最強という話
それでは2000万円を貯めて、半分をインデックス投資した場合を考えてみます。
また毎月の投資として、iDeCoと積み立てNISA(期間は20年ですが便宜上)のみ行います。
そうすると、60歳時点で資産が一億円を超えます。
価値観は人それぞれですが、ヒゲはこの試算の結果は十分だと思っています。
そして月収40万円の内訳はというと
- 投資:11万円
- 生活費&娯楽:21万円
- 現金貯蓄:8万円
となります。
現金は1000万円+(8*12*20)=2920万円です。
これが、ヒゲが出した最適解です。
iDeCoで税優遇を受けながら、非課税枠であるNISAでお金を増やす。
そして、現金を毎月の子供の教育費に使う。
2000万貯蓄&月収40万に向けて準備できることは何かあるだろうか?
ここから先は、イージーモードに生きるための準備を行なっていこうと思います。
2000万貯蓄&月収40万に向けて 毎月の支出を見直そう
個人の満足度が変わらないのであれば、毎月の支出が少なければ少ないほどいいです。
- 滅多に乗らない車
- 保険
- 家賃
- 洋服
見直せばあっという間に数万円以上のお金が浮きます。
節約の記事はこちら!
2000万貯蓄&月収40万に向けて 40万円の収入の柱を作ろう
どちらかというと、こちらの方が達成が難しいと感じます。
労働の柱だけだと厳しいです。
サラリーマンの給料は減っていきますし、いつ会社が潰れるかわかりません。
そのため労働の分はなるべく減らし10万円として、他の場所で30万円を稼いでいくやり方がおすすめです。
- 労働
- ブログ
- 株式配当
- 出版/ライティング
いくつかの柱で合計40万円を目指せばいいのです。
ブログはおすすめです。費用もかかりませんし、失敗しても痛手を追うことはありません。
こんなローリスクで、ハイリターンな複業はないと思います。
複業記事はこちら!
Lean FIREとサイドFIREまとめ
やはり堅実にサイドFIREを目指していくことがいいと感じました。
特に投資に頼りすぎていくのもよくないと考えていますので、入金力を増やすという自分自身で変えられるものを成長させていこうと思いました。
サイドFIREの先にFat FIRE があれば良いいとおもいつつ。
皆さんはどのFIREを目指しますか?