こんにちはー。ヒゲです。
今回は配当金の増配率を考慮しつつ、投資額をできる限り最低限にして生活するにはどうしたら良いのか?
を考えていきたいと思います。
投資額を少なくすることでリスクも軽減できますし、いくつかパターンを挙げて考えてみたいと思います。
Contents
配当金の増配率とは?
100万円投資して利回り2%であれば2万円を毎年もらうことができるわけですが、配当を出してくれる銘柄には増配率という特性があります。
以下の表は初期の利回りが2%だった場合の増配率ごとの増加を表した表です。
増配率(%) | 10 | 20 | 30 |
---|---|---|---|
1 | 10 | 22 | 34 |
2 | 28 | 41 | 88 |
3 | 30 | 80 | 142 |
つまり、増配率3%であれば30年後には投資元本に対して142%分の配当がもらえる様になっている可能性があります。
そのため実は配当銘柄もインデックス投資と同様に時間をかけて構築していくことが求められるのです。
増配している銘柄はどの様な銘柄がある?
増配している様な銘柄はどの様なものがあるでしょうか?
以下の表は有名どころの配当銘柄とその特徴です。
VYMは増配もするし、株価自体の成長も見込めます。
一方QYLDは現在の利回りが高いのですが増配率や株価成長率はあまり見込むことができません。
この様に配当銘柄と言ってもそれぞれ特徴があるのが現状です。
配当金の増配率を考慮した投資戦略とは?
さて、ここからが本題なのですが、みてきた様に増配率は時間をかけることによって福利効果を生むことができます。
そのため時間をかけて育てていくことが重要なのです。
そこで、300万円を投資する前提でいくつかの配当を受け取る際のパターンをVYMとQYLDを使って考えてみたいと思います。
配当金の増配率を考慮した投資戦略 QYLDで受け取った配当金をVYM購入に使う
QYLDに300万円を投資すると年間で36万円ほど(税金考慮なし)を受け取ることができます。
そして36万円を全てVYMに投資するという戦略です。
VYMは毎月3万円ずつの積み立てと同じ様な状況になります。
月3万円づつの積み立てを行うことで20年前後で月3万円ほどをVYMで受け取ることができる様になります。
じゃあQYLDで良いのでは?
と思うかもしれませんが、QYLDと違いVYMは株価の成長があるのでした。
すなわち毎年8%ずつ増えることによってインカムゲインだけでなくキャピタルゲインも狙うことが可能になるというわけです。
値上がりのイメージは以下です。
投資元本は720万円に対して、株価の成長により1600万円まで膨れ上がりました。
QYLDは値上がりもしないが値下がりもそんなしない
QYLDの特徴として株価がずっと一定という点んが挙げられます(カバードコール戦略により)
配当で生活するにはこれほどまで嬉しい特性はありません。
暴落もほとんどなしで、上がったり下がったりすると分配金が増えるわけですからFIREやセミリタイアする人にとっては理想のETFと言えるでしょう。
また、買うタイミングを図らなくて良い点もGoodなポイントの一つではないでしょうか?
【米国株】配当金の増配率を考慮した高配当投資の投資戦略を考える ヒゲの場合はどうする?
私の場合の比率を考えてみたいと思います。
私の場合はQYLDを700万円ほど投資し(毎月5万円程度の配当金)、VYMへ初期投資として200万円を初期投資として、配当を振り向けていくという方法でいこうと考えてます(それ以外は基本VTIや投資信託のインデックス)。
そうすると20年後には
項目 | 20年後の配当や株価 | 30年後の配当や株価 |
---|---|---|
QYLD | 5万円/月 | 5万円/月 |
VYM | 3万円/月 | 8~10万円/月 |
VYMの株価 | 4,075万円(元本1500万円) | 9,482万円 (元本2100万円) |
もしかしたらVYMの部分はVTIにするかもしれないのですが、まずはVYMの初期投資額を用意しつつ余力を使ってQYLDのベースラインを作成していこうと思っています。
特にVYMは値下がりのタイミングで買うことが重要なので積み立てというよりは現金をためていき一定のところで一気に買い増しをする戦略がおすすめだからです。
その点QYLDは好きな時に購入ができるので時と場合を見て購入を進めていこうかと思います。
あくまで投資元本はできる限り少なく。
ヒゲは投資には、配当だけでなく4000万円(円建て3000万円、ドル建て1000万円の比率で積み立てる予定です)
それ以外は教育費4000万円(2人分)、諸々の費用として3000万円の準備をする予定。
1.1億円を元本としてため切ったら好きなことしようかなと思います。
VYM少なくね?もしくは時間かかりすぎでは?
まぁ20年時点で月3万円なので、QYLDの5万円と比べるとそう思うかもしれないです。。w
20年というのは、実は分岐点でして20年くらいを境にVYMとQYLDの配当が増配率に逆転していきます。
30,40年と長く運用していくことでVYMへの投資妙味が出てくるのです。
【米国株】配当金の増配率を考慮した高配当投資の投資戦略を考える まとめ
ヒゲはしばらくは会社員をやっていますので、その間はQYLDの分配金をVYMやインデックスに投資することによって資産を順調に増やす。
15年ほどしたらインデックスの一部を売り払いQYLDなどの高配当投資に一部回す。
そうすることであとは、暴落や値上がりなど一切気にせず安心して配当を受け取る生活を継続することができます。
そのためには時間を使って将来の収入基盤を構築していくことが重要です。
ぜひ、今回紹介した様なQYLDとVYMの最適比率を考えてみてください。